男性保育士のあなた、こんな悩みありませんか?

☑ 保護者の目が気になる
☑ 職場で浮いてしまわないか心配
☑ 服装やエプロンの選び方がわからない
☑ 子どもとの距離感に悩む
☑ 女性ばかりの職場に馴染めるか不安
☑ 長く続けられる職場を見つけたい
こんにちは。保育士歴9年、“おじさん保育士”として現場で奮闘している私が、男性保育士ならではの不安や疑問、現場で役立つリアルな情報をお届けします。
実は私自身、転職サイトを使わずに6回の転職を経験してきました。保護者の目が気になったり、女性ばかりの職場に戸惑ったり、服装に悩んだり……。様々な職場を経験したからこそ、良い職場と悪い職場の違い、そして男性保育士が長く働ける環境について、リアルな視点でお伝えできると思っています。
【この記事で分かること】
・男性保育士への見られ方や評価の実態
・現場で浮かない&動きやすい服装の選び方
・使いやすくて自分らしいエプロンのコツ
・よくある疑問や悩みQ&A
・男性保育士だからこそできる役割と魅力
・6回の転職で学んだ良い職場の見極め方
これから保育士を目指す方も、すでに現場で働く方も、「ちょっと気持ちがラクになった」「参考になった」と思ってもらえるように、現場での経験から得たリアルな声とヒントをぎゅっと詰め込みました。あなたらしく、楽しく保育の仕事を続けていけるように。まずは肩の力を抜いて、気になるところから読んでみてくださいね。
男性保育士って実際どう見られてる?6回転職して分かった現場のリアル

「男性が保育士って、めずらしいね」と言われたこと、ありませんか?男性保育士はまだまだ少数派。だからこそ、保護者や職場の同僚、子どもたちがどう思っているのか気になるところですよね。
私は6回の転職で5つの園を経験してきました。その中で感じた”まわりの視線”の変化や、園による違いについて、リアルにお伝えします。
保護者の反応:最初は不安、でも信頼される存在に

正直に言うと、転職した園の中には、保護者の方に最初少し距離を感じられることもありました。「男性なのに大丈夫かな?」「子どもの着替えとか任せて平気かな?」という不安があって当然です。
でも、毎日の関わりを通して「この先生はちゃんと見てくれてる」「子どもが懐いてる」と感じてもらえれば、自然と信頼は積み重なっていきます。
💭:転職6回目の園での体験談
私が年長クラスを担当していたある年、卒園式の日に保護者の方から色紙をいただきました。それだけでも嬉しいのに、色紙の中にはこんな言葉が書かれていたんです。
「けい先生のおかげで安心して保育園に通わせることができました。」
「うちの子が、毎日けい先生の話を楽しそうにしていました。」
正直、目頭が熱くなりました。私は、どちらかというと保護者の方と積極的に話すのが得意なタイプではありません。でも、子どもたちとの関わりを通して、自然と信頼関係が築けていたんだなと実感できた瞬間でした。
この経験から、たとえ言葉でうまく伝えられなくても、子どもたちとの日々の関わりが保護者にもちゃんと届いているんだと学びました。
同僚の女性保育士:職場によって大きく異なる人間関係

これまでに5つの保育園で働いてきた中で、本当にさまざまな女性保育士さんたちと関わってきました。職場によって人間関係は全く違うというのが正直な感想です。
⚠ 人間関係が厳しかった職場(1回目の就職先)
✖ 新人・男性というだけで冷たい視線
✖ きつい口調で指導され、萎縮してしまう
✖ 女性同士の輪に入りにくい雰囲気
✖ 相談しても「自分で考えて」と突き放される
〇 良好な関係を築けた職場(現在の職場含む)
〇 保育の相談に親身に乗ってくれる
〇 男性の視点や意見を歓迎してくれる
〇 力仕事や防犯面で頼られる存在に
〇 自然と笑いが生まれる職場環境
転職を重ねる中で気づいたのは、人間関係は個人の努力だけではどうにもならない部分が大きいということ。職場の文化や園長の方針、チームの雰囲気によって、男性保育士への接し方は大きく変わります。
私が意識してきた人間関係改善のポイント
✔ 自分から保育の話をする(待つのではなく、積極的に)
✔ 力仕事や防犯面で積極的に動く(体力を活かしたサポート)
✔ ベテラン保育士に相談してみる(意外と親身に聞いてくれる方も多い)
✔ 無理に全員と仲良くしようとしない(適度な距離感も大切)
👩🏫
元保育士の妻より
実は私、元保育士なんです。夫・けい先生とは同じ職場で働いたことはないんですが、私の職場にも男性保育士さんがいたことがあります。
その中で「この先生いいな」と思ったのは、保育に対する考えをしっかり持っていて、自分から保育の話をしてくれる方。話しやすくて、一緒に保育を考えていけるのが嬉しかったです。
それに、得意なことを活かしてどんどん動いてくれる姿はとても頼もしくて、「この人がいてくれて助かるな」と思える存在でした。
男性保育士さんが1人いるだけで職場の雰囲気がやわらぐんですよね。なんだろう…ピリッとした空気が少しほぐれるというか、自然と笑いが増えるような、そんな感じ。私自身、何度も「いてくれて助かる〜!」って思ってました(笑)
子どもたちの反応:先生=先生!性別は関係なし

実は一番偏見がないのは子どもたち。男とか女とか関係なく、「一緒に遊んでくれる」「話を聞いてくれる」先生が大好きなんです。外遊びで全力で走ったり、ブロックで大作を一緒に作ったりすると、一瞬で距離が縮まります。
💭:体験談
子どもって、本当に純粋ですよね。だからこそ、大人が真剣に向き合えば、ちゃんと気持ちが伝わるんだと思います。
一緒に夢中で遊んだり、子どもがやりたいことを思いっきりできるように環境を整えたり。行事では「どうしたい?」と子どもの声を聞きながら一緒に作り上げる。そんな積み重ねの中で、自然と信頼関係が生まれていきます。
正直、若手の頃は「全然話聞いてくれない…!」なんてこともしょっちゅうでした(笑)。でも、信頼関係ができてくると、不思議なくらい話もスッと届くようになるんです。
子どもと向き合うって、難しいけど面白い。それを実感する日々です。
まとめ:視線は信頼に変わる
男性保育士というだけで、最初は少しだけ特別な目で見られることがあるかもしれません。でも、結局は「どんな先生か」がすべて。誠実に、楽しんで子どもと関わっていれば、周りの目線は信頼に変わっていきます。ただし、職場環境によっては人間関係の改善に限界があることも、6回の転職で学んだ重要なポイントです。
服装どうする?動きやすくて清潔感あるスタイルとは

私の普段の保育スタイルは、ジャージのズボンに、半袖や長袖のTシャツ、そしてエプロンという動きやすい服装です。汚れても気にならないし、子どもと全力で遊べるのでこのスタイルが定番になっています。
重要!園によって服装ルールは大きく異なる
6回の転職で学んだことの一つが、園によって服装のルールが全く違うということです。せっかく買ったのに使えなかった…なんてことを防ぐためにも、事前確認が重要です。
これから保育園に就職・転職される方は、面接時や内定後に園の服装ルールを必ず確認してから準備することをおすすめします!
服装の基本:動きやすさと清潔感のバランス

保育士として働くうえで、「服装ってどうすればいいんだろう?」と悩む男性は意外と多いです。私自身、最初は何を着たらいいのか全然わかりませんでした。
〇 おすすめポイント
✔ ストレッチのきいたパンツ(動きやすさ重視)
✔ ポロシャツやTシャツ(清潔感のある色味)
✔ 汚れても気にならない素材
✔ ポケット多めのエプロン
✔ 汗ジミが目立ちにくい色(黒、紺など)
⚠ 避けた方が良いもの
❌ 水遊び以外での半ズボン
❌ 汗ジミが目立つ色(グレー、茶色、緑など)
❌ 洗濯ジワや毛玉のある服
❌ 派手すぎる色やデザイン
❌ フードやひもなど安全面で問題があるもの
💭:私の実体験アドバイス
特に夏は汗が気になるので、黒のポロシャツやTシャツを着ることが多いです。見た目もスッキリしていて安心感がありますよ。
それから、服の「清潔感」はかなり大事です。保護者からの印象にもつながりますし、子どもたちにも安心感を与えることができます。毎日の服選びも大切な仕事のひとつだと思っています。
6回の転職で経験した、園による服装ルールの違い
保育士の服装には、園ごとに細かなルールがある場合があります。私が経験した園の例をご紹介します。
🏫厳しい服装規定のあった園
• ジャージ着用NG
• エプロンは無地のみ
• キャラクター柄一切NG
• アクセサリー類完全禁止
• 髪染めNG
• 出勤時と保育中で服装を分ける
✨自由度の高い園
• 動きやすければ基本自由
• キャラクターエプロンOK
• ジャージ着用OK
• 腕時計着用OK
• 制服なし・私服勤務
• 髪染めOK
✎転職前の確認ポイント
- 制服の支給はあるか?
- エプロンに規定はあるか?
- ジャージ着用は可能か?
- アクセサリー類の規定は?
エプロン問題!男性保育士に合うデザイン・選び方

男性保育士として働き始めて、最初に戸惑ったのがエプロン選びでした(笑)。売り場には可愛いキャラものが多くて、「これ着て大丈夫かな…?」と悩むことも。
でも、6回の転職を通して様々なエプロンを試した結果、子どもウケするキャラクターは会話のきっかけにもなるので、楽しんで着られるかが大事だと分かりました!
キャラものはOK?シンプル派?どちらも体験した結論
☆キャラクターエプロンの良さ
✔ 子どもとの会話のきっかけになる
✔ 「○○の先生」として覚えてもらいやすい
✔ 保育室が明るい雰囲気になる
✔ 子どもが「今日はどの先生かな?」と楽しみにしてくれる
私の愛用:トムとジェリー、スティッチ、クレヨンしんちゃん
シンプルエプロンの良さ
✔ どんな服装にも合わせやすい
✔ 落ち着いた印象を与える
✔ 長く使っても飽きない
✔ 保護者からの印象も安定
おすすめ:ワンポイント程度のデザインがある無地系
💭:私の経験談
派手すぎるのが苦手な方は、シンプルなデザインにワンポイントキャラのものがおすすめです。私は今、トムとジェリーやスティッチを愛用中。以前はクレヨンしんちゃんも着ていて、子どもたちの反応も良かったです。
でも慣れてくると意外と反応は落ち着くので、キャラなしでもOK!結局は、自分が着ていて楽しい気持ちになれるかどうかが一番大切だと思います。
実際に使ってわかった!エプロン選びの実用的ポイント
毎日使うエプロンだからこそ、使いやすさや着心地ってとっても大事。私が実際に使って感じた、選ぶときのポイントをまとめてみました!
👍おすすめポイント
脱ぎ着しやすいデザイン

ボタンタイプは上からかぶれて便利
腰部分がしっかり隠れる形

かがむことが多いので安心
ポリエステル混素材

しわになりにくく、乾きも早い
汗ジミが目立ちにくい色

特に夏場は重要
⚠ちょっと気をつけたい点

ひもで結ぶタイプ
着るのが面倒、ほどけやすい
綿100%
しわが目立ちやすくお手入れが大変
薄い色味
グレーや緑は汗ジミが目立つ
💭:私のお気に入り購入場所
私はいつもしまむらで大きめサイズを選んで購入しています。価格も手頃で種類も豊富、何より実際に手に取って素材や着心地を確認できるのが良いですね。
ただし、園によってはエプロンの支給や規定がある場合もあるので、購入前に確認することを強くおすすめします!
エプロンで自分らしさを表現
エプロンは作業着以上に、自分らしさを出せるアイテムです。園の規定内で、あなたが楽しく着られる、子どもたちとの会話も弾む、そんな1枚を見つけてくださいね!デザインよりも、まずは機能性と着心地を重視することが、長く愛用できるエプロン選びの秘訣です。
よくある「これ、他の人も思ってる?」な疑問Q&A

保育士として働き始めたばかりの頃、「これ、他の人も悩んでるのかな?」と思う場面、ありますよね。特に男性保育士の場合、ちょっと聞きづらい、でも気になることがたくさんあると思います。ここでは、6回の転職経験の中で実際によく直面した男性保育士ならではの疑問と、それに対する私なりのアドバイスをご紹介します。
Q. トイレ介助って、どう対応すればいいですか?
A. 特に異性の子ども(女児)への対応は慎重になりますよね。転職した園によって方針が大きく異なるのが実情です。
☑ 園のルールを最優先に
女児のトイレ介助は女性職員のみという園もありますので、まずは園に確認しましょう。
☑ 必要な場面での対応
どうしても必要な場面では、声かけや手順を丁寧に説明しながら対応。不安なときは周りの先生に相談してから動きましょう。
Q. 子どもとの距離感って、どのくらいが適切?
A. 子どもはすぐに懐いてくれる反面、スキンシップや接し方に注意が必要です。
☑ 自然な距離調整
膝の上に乗ってきたときは「今はここに座ろうか」など、自然な形で調整します。
☑ 周囲への配慮
「誰が見ても安心できる接し方」を心がけ、無理に距離を取る必要はありませんが適度な配慮が大切です。
Q. 園の中で浮かないか心配です…
A. 私も最初は「男性一人だし、場違いじゃないかな」と感じることがありました。
☑ 継続が信頼を生む
できることを丁寧に続けていれば、自然と信頼されて居場所ができていきます。
☑ 男性がいて助かる場面も
力仕事や防犯面など、「男性がいて助かる!」という声も多いので、自信を持ってOKです。
Q. 給料が低くて将来が不安です…
A. これは多くの男性保育士が抱える切実な悩みですね。私も転職のたびにこの問題と向き合ってきました。
☑ 園による給与格差は大きい
私の経験では、同じ地域でも園によって年収100万円以上の差がありました。転職で改善できる可能性は十分あります
☑ 手当の充実度を確認
基本給だけでなく、住宅手当、処遇改善手当、賞与の充実度も重要な判断材料です。
Q. 人間関係がうまくいかず転職を考えています…
A. 私が6回転職した理由の多くが、実は人間関係でした。この悩みはあなただけではありません。
☑ 無理に改善しようとしない
一度こじれた関係を元に戻すのは本当に大変。それなら新しい職場で一から関係を築いた方が気持ちがずっと楽になります。
☑ 転職は逃げではない
自分に合った環境を選ぶのは当然の権利。無理して頑張り続けるより、働きやすい環境を探すことが大切です。
一人で抱え込まずに

男性保育士ならではの悩みって、実は他の人も感じてることが多いんです。一人で抱え込まず、同じ立場の仲間や先輩に気軽に相談していきましょう!そして、解決が困難な環境の問題は、転職で環境を変えることも有効な選択肢だということを、6回の転職経験から強くお伝えしたいと思います。
男性保育士だからこそできる関わりと役割

保育士というと、どうしても女性のイメージが強いかもしれません。でも実は、男性だからこそできる関わり方や役割って、けっこうたくさんあるんです。6回の転職でいろんな園を経験する中で、男性保育士の存在価値を実感する場面に何度も出会いました。
力仕事での活躍
• 重い荷物の運搬や移動
• 行事準備での設営・撤収
• 園庭の整備や清掃作業
• 家具や遊具の移動・設置
「わあ、いてくれて助かった!」なんて声をかけてもらえることも多く、自然に頼られる存在になれます。
ダイナミックな外遊び
• 思いきり体を使った鬼ごっこ
• サッカーや相撲ごっこ
• アクティブな運動遊び
• 冒険心をくすぐる遊び
「先生と遊びたい!」とキラキラした目で言われたら、こっちも本気で走りたくなります(笑)。
💭:転職して感じた園による違い
興味深いことに、園によって男性保育士への期待や役割が大きく異なることも転職を通して学びました。
積極活用してくれる園
男性ならではの視点を歓迎し、イベント企画や遊びの提案も積極的に取り入れてくれる
活用が限定的な園
力仕事や補助的な役割に留まり、男性の特性を十分活かしきれていない
男性ならではの視点とアイディア

制作や遊びでの「ちょっと違った発想」
制作活動での特徴
- 構造的な作品づくり
- ダイナミックな表現
- 冒険的な色使いや形
- 立体的な発想
遊びでの展開
- 少しスリリングな遊び
- 探検要素のある活動
- チャレンジ精神を刺激
- ルールのある集団遊び
防犯・安全面での安心感

防犯面
- 不審者対応での抑止力
設備管理
- 園庭遊具の点検・修理
- 電球交換などの軽作業
- 災害時の対応準備
緊急時
- けが人の搬送補助
- 災害時の避難誘導
- 冷静な判断と行動
子どもたちにとってのロールモデル効果

男の子への影響
- 「男性も優しく子どもと関わる」というモデル
- 感情表現の多様性を学ぶ機会
- 強さと優しさの両立を見せる
- 将来の職業選択の幅を広げる
女の子への影響
- 男性への信頼感を育む
- 多様な大人との関わり体験
- ジェンダーフリーな視点の形成
- コミュニケーションスキルの向上
チーム保育での相乗効果

保育はチームで行うもの。その中で、男性保育士が自分にしかできない役割を見つけられることは、大きなやりがいにもつながります。
無理に”男らしさ”を出そうとしなくても大丈夫。自分の強みや個性を自然に活かせる場面は、必ずどこかにあります。ただし、それを認めて活かしてくれる職場環境かどうかは、とても重要なポイントだと、転職経験から強く感じています。
6回の転職経験から学んだ、保育士を長く続けるための心がけ
保育の仕事を始めて、気がつけば9年が経ちました。この9年間、楽しいこともたくさんありましたが、正直しんどいと感じることも同じくらいありました。それでも、こうして今も続けてこられているのは、6回の転職を通して学んだいくつかの「心がけ」を大切にしてきたからだと思っています。
メンタル面:完璧を目指さない
子どもが思い通りに動いてくれなかったり、うまく保護者対応ができなかったり…。保育を始めたばかりの頃は、そんな毎日に落ち込んで、自己嫌悪に陥ることもありました。
❎ 以前の私(NG例)
- 完璧を求めすぎる
- 失敗を引きずってしまう
- 家でも仕事のことを考える
- 他の先生と比較して落ち込む
✅ 今の私(改善後)
- 保育に正解はひとつじゃない
- 失敗も経験として受け止める
- 次をどうするかを考える
- 昨日の自分と比べる
💭転職を重ねて分かったこと
家に帰ってからも「あれでよかったのかな」と考え込んでしまい、夜になっても気持ちが落ち着かず、熟睡できない日もありました。でも今だからこそ思うのは――保育には正解がひとつじゃないということ。
「今日はうまくいかなかったな」そんな日は、「次はこうしてみよう!」と前向きに切り替える。過去を悔やむより、次をどうするかを考える。その積み重ねが、保育の現場で長く働くためのコツだと実感しています。
職場との付き合い方:距離感を大切に
保育の仕事を続けていくうえで、人間関係はとても大きなポイントになります。もちろん、職場の仲間と協力し合う姿勢は大切です。でも、無理に全員と仲良くしようとしないことも、実はとても大事だと6回の転職で学びました。
適度な距離感の重要性
あくまで「仕事仲間」として、適度な距離感を持つ意識が、心の余裕につながります。必要以上に自分をすり減らさない関係づくりが、結果的に自分のメンタルを守り、保育の質を保つことにもつながります。
協力と個人的関係は別物
仕事上の連携や協力はしっかりと行いながらも、プライベートな関係まで深く踏み込む必要はありません。仕事は仕事、プライベートはプライベートという線引きも大切です。
💭私の転職経験から
職場の人間関係に悩んでいるなら、思い切って転職するのもアリだと思います。一度こじれた関係を元に戻すのは、本当に大変。それなら、新しい職場で一から関係を築いた方が、気持ちがずっと楽になります。
無理して頑張り続けるより、自分に合った環境を選ぶことも大切です。実際に私も、人間関係が原因で転職した園が複数あります。その結果、今の職場では良好な関係を築けています。
成長のコツ:昨日の自分と比べる
保育の現場にいると、どうしても周りの先生と自分を比べてしまうこと、ありますよね。「なんであの先生はあんなに上手なんだろう」「私にはまだまだ無理かも…」って、落ち込んでしまうことも。
比較すべきは「昨日の自分」
✅ 良い比較対象
- 去年の自分
- 1週間前の自分
- 昨日の自分
- 保育士になりたての頃の自分
❌ 避けたい比較
- ベテラン保育士
- 同期の保育士
- 他園の保育士
- SNSの保育士
長く続けるための最重要ポイント
これまでお伝えしてきた心がけも大切ですが、何よりも重要なのは「自分に合った職場環境」に身を置くことです。
どんなにメンタル管理や人間関係のスキルを身につけても、環境が合わなければ長続きしません。6回の転職を通して、これが最も重要だと実感しています。次のセクションでは、良い職場の見極め方について詳しくお伝えします。
私が6回転職して気づいた、保育士が長く働ける職場の選び方

保育士を長く続けるコツは、何よりも「自分に合った職場」に巡り合うことだと思います。では、自分に合った職場とはどんな場所でしょうか?6回の転職で学んだ、職場選びの重要ポイントをお伝えします。
私の転職経験から見えてきたこと
私はこれまで6回転職し、5つの園で働いてきました。最初の4つの園は、短いところで3ヶ月、長いところでも2年ほどで辞めることに。しかし、現在の5園目の職場は違います。
❌ 辞めた4つの園の共通点
- 人間関係が悪い
- 保育方針が合わない
- 給料や待遇に不満
- サービス残業が常態化
- 持ち帰り仕事が多い
〇 現在の園(5年継続中)
- 子ども主体の保育ができる
- 人間関係の悩みが少ない
- 手当が充実、給料も満足
- サービス残業がほとんどない
- 持ち帰り仕事がない
💭現在の職場での変化
こうした環境にやっと巡り合い、今では5年目を迎えています。年収も540万円まで上がり、残業も月3時間以下、家族を養いながら安心して働けています。
この経験から言えるのは、職場環境によって保育士人生は大きく変わるということです。
長く働ける職場の特徴 vs 避けるべき職場の特徴

〇 長く働ける職場の特徴
保育方針・環境面
✓ 子ども主体の保育を実践
✓ 職員の意見を取り入れる風土
✓ 研修や学びの機会がある
✓ 行事は子どもが楽しめる内容
人間関係面
✓ 相談しやすい雰囲気
✓ チームワークが良い
✓ 男性保育士を歓迎してくれる
✓ 職員同士の尊重し合う関係
労働条件面
✓ 給料・手当が充実
✓ 有給取得がしやすい
✓ 残業代がしっかり支給
✓ 持ち帰り仕事がない
❌避けるべき職場の特徴
保育方針・環境面
✗ 管理的・一方的な保育
✗ 職員の意見を聞かない
✗ 研修や成長機会がない
✗ 見栄えだけを重視した行事
人間関係面
✗ 相談しにくい雰囲気
✗ 派閥や対立がある
✗ 男性保育士への偏見
✗ パワハラ的な指導
労働条件面
✗ 低賃金・手当なし
✗ 有給取得しにくい
✗ サービス残業が当たり前
✗ 持ち帰り仕事が多い
面接・見学で見極めるポイント

転職前に必ずチェックしたい項目
見学時の観察ポイント
- 職員の表情や雰囲気は明るいか
- 子どもたちが生き生きしているか
- 職員同士のコミュニケーションはスムーズか
- 園内の清潔さや整備状況
面接で確認すべき質問
- 男性保育士の在籍状況・受け入れ体制
- 残業時間の実態と残業代支給
- 有給取得率と取得しやすさ
- 持ち帰り仕事の頻度
転職を考えるべきタイミング

最初の園で保育士を辞めるのはもったいない?
新卒で初めて就職した園で、人間関係や保育に悩んで保育士を辞めてしまうのは正直もったいないです。
もしかしたら、今の園がただ自分に合わなかっただけかもしれません。だからこそ、最低でも2園、3園は経験してから、「保育士を続けるかどうか」を考えても遅くはないと思います。
こんな状況なら転職を検討
- 人間関係がつらくて体調に影響が出ている
- 保育の方針に根本的な違和感がある
- サービス残業・持ち帰り仕事が当たり前
- 給与があまりに低く生活が困窮
- パワハラやいじめがある
💭転職サイトを使わなかった理由
実は私、6回の転職で一度も転職サイトを使ったことがありません。なぜなら、当時はそういうサービスを知らなかったから(笑)。全部自分で園を探して、直接電話をかけて面接を申し込んでいました。
でも今思えば、転職エージェントのような専門サービスを使っていたら、もっと効率的に、そして失敗せずに良い職場に出会えていたのかもしれません。
特に労働条件や職場環境については、直接聞きにくいことも多いですよね。そういった情報を事前に教えてもらえるサービスは、とても価値があると思います。
職場選びは保育士人生を左右する

6回の転職を通して最も実感したのは、職場環境が保育士としての人生を大きく左右するということです。
保育士を長く続けるには、「根性」や「我慢」ではなく、自分に合った園を見つけることが何より大切。園ごとに特色や人間関係、給料は本当にさまざまです。だからこそ、自分に合う園に出会えれば、保育士の仕事はもっと楽しく、続けやすくなります。
もし今の園で悩んでいる方がいたら、「転職」という選択肢も前向きに検討してほしいと思います。そして、効率的で確実な転職のために、専門のサポートを受けることも大切な選択だと、今の私なら間違いなく考えます。
最後に:これから保育士を目指す男性たちへメッセージ

保育の現場は、まだまだ女性が多い職場ですよね。だからこそ、男性保育士として働くことに不安を感じる方もいるかもしれません。
でも、私がこれまで6回の転職でいくつもの園で働いてきて実感したのは、「男性だからこそできること」「男性に求められていること」もたくさんあるということです。
男性保育士だからこそできること
現場での実践面
- 力仕事や防犯面での安心感
- ダイナミックな外遊びの展開
- 男性ならではの視点でのアイディア
- 職場の雰囲気を和らげる効果
子どもたちへの影響
- 多様性のある人間関係の提供
- ロールモデルとしての存在価値
- “お兄さん先生”としての特別感
- ジェンダーフリーな成長環境
💭転職経験から伝えたいこと
最初は戸惑うこともあるかもしれませんが、自分らしさを大切にして、子どもたちとの関わりを楽しむ気持ちを忘れないでほしいと思います。
そして、もし人間関係や労働環境で悩むことがあっても、それは「あなたが保育士に向いていない」のではなく、「その園があなたに合っていない」可能性が高いです。
私のように6回も転職する必要はありませんが(笑)、自分に合った環境を見つけることで、保育士の仕事は本当に素晴らしいものになります。
現役男性保育士の方へ
今の職場で悩んでいるなら、環境を変えることを恐れないでください。
一生懸命な姿は必ず伝わります。でも、それを理解してくれる環境選びも同じくらい大切です。
男性保育士としてのあなたの価値を認めてくれる職場は必ずあります。
これから目指す方へ
保育士という仕事に興味を持ってくださり、ありがとうございます。
男性保育士への需要は確実に高まっています。あなたの個性や強みを活かせる場所がきっと見つかります。
一緒に保育の世界で、子どもたちの成長を支えていきましょう!
転職を考えている方へのアドバイス
私は転職サイトを使わずに6回転職しましたが、今思えば専門的なサポートを受けていればもっと効率的だったかもしれません。
転職を成功させるポイント
- 労働条件や職場環境の事前確認
- 男性保育士への理解がある園かの確認
- 給与や手当の詳細な情報収集
- 面接だけでなく見学での雰囲気チェック
- 客観的なアドバイスを受けられる環境
一緒に頑張っていきましょう!
保育士という仕事は、大変なことも多いけれど、子どもたちの成長を間近で見ることができる素晴らしい職業です。
男性保育士として、あなたにしかできない保育があります。
自分を信じて、子どもたちとの毎日を楽しんでください。
応援しています!
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