【男性保育士の転職体験談】8年で7回転職した私が語る!認可保育園5園のリアルな職場事情

転職経験談
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はじめまして!現役男性保育士の「けい先生」です。

現在33歳、妻と子どもと3人暮らし。
保育士として働き始めて8年になりますが、実はちょっと珍しい経歴を持っています。

というのも、これまでに7回の転職を経験し、5つの認可保育園で勤務。
さらに、保育士になる前は自衛隊に所属し、一度保育園を離れて一般企業にも就職。その後、再び保育士として現場に戻ってきました。

「え、転職多すぎじゃない?」
……正直、自分でもそう思います(笑)。

でも、その分、いろんな保育園の内情・人間関係・待遇の違いをリアルに体験してきたからこそ言えることがあります。
今回はそんな私が、男性保育士として転職を繰り返しながら感じたこと・見えてきたことを、包み隠さずお話ししていきます。

【男性保育士必見!】

こんな疑問、感じたことありませんか?

  • 保育園の就職先って実際どれくらいあるの?
  • 男性でも、結婚して家族を持ちながら保育士を続けられる?
  • 保育士から一般企業への転職って現実的なの?

⇩⇩⇩

【先に結論から言います】

男性保育士でも就職先はたくさんあります。
 実際、私は面接で落ちた経験が一度もありません。

家族を養える収入も園次第で十分可能!
 待遇の良い園に出会えれば、男性保育士でも家族を支えることができます。共働きならさらに安定。

保育士から一般企業にも転職できます。
 しかも、また保育士に“出戻り”することも意外と簡単にできます(笑)

けい先生
けい先生

それではここから、実際に私が経験してきた転職のリアルについて、詳しくお話していきます。

どんな理由で転職をしたのか?
どんな保育園に出会って、何に悩んで、何を学んだのか?

ひとつひとつ、正直な気持ちで綴っていきますので、少しでも参考になれば嬉しいです。

高校卒業後、航空自衛隊で3年勤務

少し驚かれるかもしれませんが、
私は保育士になる前、航空自衛隊に3年間勤務していました。

「どうして保育士が自衛隊に?」と思う方もいるかもしれませんよね。

実は、保育士になるための学費を貯めることが目的でした。
高校卒業後すぐに進学ではなく、まずは自衛隊に入り、将来に向けてしっかり準備をしたというわけです。

この3年間は、精神的にも体力的にもタフな時間でしたが、
今思えば、この経験が保育の現場でも役に立っているなと感じることが多いです。

保育士になることを夢見て、保育専門学校へ

航空自衛隊での勤務を満了した後、私は地元・青森県へ戻り、
ずっと夢だった保育士になるために専門学校へ通い始めました。

クラス全体では、男性は私を含めてたったの7人
まだまだ女性が多い世界ではありますが、その分、男性同士で支え合いながら、にぎやかで楽しい学校生活を送ることができました。
無事に2年間のカリキュラムを終えて、保育士資格も取得

しかし…
皆さんもご存じの通り、保育士の年収は全国的に低めなんですよね。
しかも、地元・青森はさらに水準が低くて、生活していくには正直ちょっと厳しい…。

そこで私は思い切って、上京して保育士として働く道を選ぶことにしました。

認可保育園(A園)に就職【3ヵ月で退職】|人間関係に悩む

専門学校を卒業して最初に就職したのは、千葉県にある認可保育園でした。
学校の求人を通じて決まった園で、期待と不安が入り混じったスタートでした。

でも、そこで待っていたのは、私が描いていた「理想の保育現場」とはまったく違う現実でした。

  • 子どもに対して強い口調で接する保育士が多くて驚いたこと。
  • 常に人手不足で、保育士同士がイライラしてピリピリした空気が漂っていたこと。
  • 女性同士の派閥争いがあり、居心地が悪かったこと。
  • 男性保育士である私に対する嫌がらせもありました。

こうした人間関係のストレスが積もり積もって、心身ともに参ってしまったのです。

入職から3ヵ月が経った頃、体に異変が現れました。
ある日、カレーを食べているのに味を感じなくなる味覚障害が起きてしまい、「このまま精神的に壊れてしまう」と危機感を覚えました。

結局、体と心の健康を最優先に考え、3ヵ月で退職する決断をしました

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認可保育園(B園)に就職【6ヵ月で退職】|派遣社員として働く

前の職場を退職したあと、次の仕事は派遣社員としてスタートしました。
9月から翌年の3月までの約6ヶ月間、千葉県内の認可保育園(B園)で働きました。

派遣という形態は初めてでしたが、期間限定の仕事だったので気楽に取り組めた一方で、やはり正社員のような安定感や長期的な人間関係の構築は難しいと感じました。

そして、4月からは新年度のスタートに合わせて、別の認可保育園(C園)で正社員として働くことが決まり、B園は退職することになりました。

次の職場ではまた新たなチャレンジが待っていると思いますが、この6ヶ月間で学んだことも多く、いい経験になりました。


認可保育園(C園)に就職【2年で退職】|サービス残業・持ち帰りの仕事・有給がない

認可保育園(C園)に正社員として就職しました。

同じ職場には男性保育士が1人いて、とても相談しやすい環境。
先輩たちも優しく、人間関係は良好な園でした。

ただ、この園は行事にとても力を入れているところで、
派遣社員だった頃に比べて仕事量が一気に増えたのを実感しました。

毎日のようにサービス残業は当たり前で、持ち帰りの仕事も多く、
時には無給の休日出勤をしないと終わらないこともありました。

どれだけ働いても、給料は月23万円…。
しかも人手不足のため、有給もなかなか取れない状況でした。

いくら人間関係が良くても、仕事量と給料がまったく見合っていない!
そう感じた私は、さらなる待遇改善を求めて転職を決意しました。

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認可保育園(D園)に就職【1年で退職】|家賃6万円全額補助

給料アップを目指して転職した先は、家賃補助が最大8万円まで出る認可保育園(D園)でした。

当時住んでいたアパートの家賃が6万円だったので、なんと家賃が全額補助に!
給料自体は23万円で前の園とほぼ変わりませんでしたが、家賃補助のおかげで、実質的に生活に使えるお金がぐっと増えました。

低収入の保育士にとって、家賃補助がしっかり出るのは本当にありがたい制度です。

D園での勤務は人間関係も良好で、環境にも満足していましたが、
働き始めてから1年後に結婚が決まり、神奈川県に引っ越すことになったため退職しました。

認可保育園(E園)に就職【1年で退職】|家賃6万円全額補助・年収アップ

次に就職した園は、家賃補助が全額出て、さらに年収もアップした理想的な環境でした。

持ち帰りの仕事もなく、金銭面での不満はほとんどありませんでした。
しかし、園長先生の保育に対する考え方(集団保育重視)と、私自身の考え方(子ども主体の保育)が合わず、悩む日々が続きました。

これまでは「保育士としてずっと働く」と思っていましたが、
将来のことを真剣に考えた結果、保育士の仕事に終止符を打ち、一般企業で働く決断をしました。

転職活動は簡単ではなく、リクルートエージェントに登録したものの、保育経験しかないため、なかなか希望の仕事が見つかりませんでした。

そこで、自分でもハローワークの求人をこまめにチェックし、
未経験歓迎の電気通信工事作業員の仕事にようやく巡り合うことができました。

一般企業・未経験で電気通信工事作業員【1年で退職】|保育園へ出戻り

初めて一般企業で働くことになり、右も左もわからない状態からのスタートでした。
ですが、半年ほど経つと少しずつ仕事を覚え、順調にこなせるようになりました。

しかし、仕事ができるようになるにつれて、電柱や鉄塔などの高い場所での作業が増え、ほとんど1人で行うことが多くなっていきました。

ある日、脚立から落ちてしまい、幸いケガはありませんでしたが、そのときの恐怖心から高所作業がどうしても怖くなってしまいました。

結果として、1年で退職する決断をしました。

認可保育園(E園)に再就職【現在5年目】|人間関係が良好・職遇改善手当がある・年収アップ

一般企業での仕事も考えましたが、やっぱり子どもたちの成長を間近で見られる保育士の仕事に魅力を感じて、再び保育士の道に戻ることにしました

2年前に働いていたE園から「園長先生が変わって保育環境がすごく良くなったから戻ってこないか」と声をかけてもらい、再就職を決めました。

新しい園長先生は「子どもの主体性を大切にしたい」という保育方針で、私の考え方ともぴったり合い、とても働きやすい環境です。

ただ、以前あった家賃補助6万円は2万円に減ってしまいました…(涙)
でも、保育歴7年以上で研修を受けた職員には毎月4万円の職遇改善手当が支給され、毎年約6,000円ずつ昇給もあります。

そのおかげもあり、保育士7年目には年収がなんと460万円に達成

ちょうどその頃に第一子も生まれ、妻は仕事を辞めましたが、
今は男性保育士として、妻と子ども1人をしっかり養えている状態です。


まとめ

男性保育士として8年間、転職を7回繰り返し、認可保育園5園で勤務し、さらに一般企業での経験もある――
こんな経歴を持つ人は、全国を探してもなかなかいないと思います(笑)。

そんな私だからこそ言えることがあります。
転職に悩んでいる男性保育士の皆さんへ、ぜひ伝えたいことです。


いつか、必ず自分に合う保育園が見つかります。

男性保育士でも、転職先はたくさんあります。
人間関係の悩み、体力的な限界、給料の低さ…そんな苦しい状況にいるなら、
今すぐ転職」を強くおすすめします。

今の園で人間関係を改善しようとしても、残業を減らそうと頑張っても、給料アップを上司にお願いしても、なかなか変わらないことがほとんどです。
苦しい現場から抜け出す一番の近道は、「自分に合った園へ転職すること」です。

もし1回目の転職でうまくいかなくても、また転職すれば大丈夫。
焦らず、自分に合う職場を見つけましょう。

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